アラスカ内陸部、快晴のアイルソン上空を旋回するゴールデンイーグルを眺めながらふと考える。太陽に一番近い動物はなんだろう。季節移動のために高い所を飛ぶカナダグースだろうか。それとも飛行機やロケットを開発した僕らヒトなのだろうか。いやいや、もっと近くにいるじゃないか。降り注いだ太陽光を浴びた植物、一番最初に太陽を取り込むのはそれを口にする草食動物達だ。そうすると、ここアラスカの地では高山帯に住むドールシープあたりが優勝候補ということになる。天敵であるオオカミを避けるために、彼らは険しい断崖を生活の場として高地に生える低木や草を食べている。脆い足場を危なげない足取りで移動しながら食事をする彼らの側で撮影をしていると、なんだか自分も太陽に近づいた気がした。

太陽に近い動物